2009年01月25日

伊豆最古の湯「吉奈温泉」・・・子宝の湯としての起源

吉奈温泉が「子宝の湯」として知られるようになったのは、どうも江戸時代以前のようです。

吉奈温泉の起源は記述が残っているものでも、西暦724年。神亀元年のこの年、吉奈に【善名寺】(ぜんみょうじ)が建立されました。開祖は行基上人、吉奈には【行基の滝】や【神亀橋】という地名・名前があり、この寺院と共に吉奈の温泉についても記述が残っています。

奈良・平安後期には存在が確認されている吉奈温泉が、広く知られるようになったのは江戸時代。

徳川家康が鷹狩りの際見初めたと言う側室お万の方は、沼津周辺の出身でした。既に「子宝の湯」として名をはせていた吉奈温泉の評判を聞いており、子宝祈願で滞在したのです。見事祈願のかいあって家康の10男と11男を授かったことから、「子宝の湯・吉奈温泉」は全国的に知られるようになりました。当時将軍家や大名に関わる滞在は全て新たに館を建て「本陣」としていました。当時「大湯」源泉の横で祭祀のための造り酒屋を営んでいた当家は、大正初期に「本陣」を受け継ぎました。

吉奈温泉は共同所有ですので、どの宿でも同じ「子宝の湯」に入ることが出来ます。但し、循環・加温なのか、手を加えない100%源泉なのかは施設によって違います。「御宿さか屋」は全ての湯船で「源泉100%掛け流し」を実施しています。

泉質は…ぜひ入ってみてください。これだけは百聞は一見にしかず・百見は一体験にしかず。とても肌に柔らかく、お礼参りの赤ちゃんにも負担のかからない単純泉です。  


Posted by wakaokami at 23:01Comments(0)さか屋こばなし

2008年09月12日

伊豆・天城の街道は雨に強い!安心しておいで下さい★

天城は雲が山に当たり、昔から降雨量の多い場所です。また雨が多いがゆえにその対策もしっかりされています。

昭和33年、有名な「狩野川台風」により当時大変な被害を受けた中伊豆地域。やはり記録的大雨が続いた後の決壊が災害を大きくしたようです。

しかしこの「狩野川台風」を教訓に、その後長い年月をかけて、天城では大々的に治水工事に取り組みました。そのおかげで今どんなに雨が降っても、すぐ処理されるため堤防が決壊する事は無くなりました。

また、伊豆で一番歴史があり、堅牢なのが「下田街道」三島宿から天城峠を越えて下田へ向かう中伊豆街道です。この道はどんなに自然災害が起こっても、今まで寸断されたことはありません。丈夫で通りやすいために、伊豆へ訪れる方々のほとんどが使います。

伊豆・天城においでの時、天候と道路状況を気にされる方が多いですが、そんな訳で「伊豆で一番丈夫な街道」ですから、ほとんどご心配はいりません。安心してお出かけ下さい。

写真は山奥にある親戚のわさび田の光景。あまりの美しさと物凄さに、しばし絶句…。   


Posted by wakaokami at 23:30Comments(0)さか屋こばなし

2008年05月17日

電車の旅でも気軽に!【修善寺駅へ1日1便のお迎え】

中伊豆は交通の便が悪い・・・?そーんなことはありません。
東京方面からは踊り子号で約2時間で修善寺に到着。JR三島駅からは伊豆箱根鉄道駿豆線約30分で修善寺駅に着きます。天城方面への路線バスは15~20分に1便ありますし、修善寺温泉方面は5~10分に1本です。

駅からはたった15分の違いですが、お客様の利便性を考えてさか屋では修善寺駅まで1日1便お迎えを始めました。
【1日9名まで・修善寺駅14:15出発・3日前までに事前予約】です。お手持ちのケイタイ番号もお知らせ下さい。キャンセルの場合も当日11時までに必ずご連絡を。

ちなみに写真は中伊豆東海バスで休日のみ運行しているボンネットバス「伊豆の踊り子号」。車内もコールタールが塗られた床とクッションの良くない懐かしい座席。伊豆の踊子のお姉さんががま口を開けて運賃を受け取ります。そして、なんと!通常運賃で乗車できます。チャンスがあればぜひ乗って下さい。現役は1台のみですから、たぶん3年後乗れる保障はありませんヨ?!  


Posted by wakaokami at 23:12Comments(0)さか屋こばなし